子供がのどに何かを詰まらせた経験、ありませんか?
焦ってしまうのは当然です。
医療従事者である私も、実際にその場面では冷静ではいられませんでした。
でも、知っておくだけでできることがあります。
救急車を呼ぶのが最優先
首元を押さえて苦しむ様子(チョークサイン)を見たら、すぐに119番通報しましょう。

スピーカー通話にして両手を使えるようにしておくと安心です。
救急車到着までにできる応急処置
掻き出し
口の中をのぞき込み、見える範囲の異物を指でかきだします。
この時、異物が見えない場合は無理に奥を探らないようにしましょう。
かえって異物を押し込んでしまう可能性があります。
背部叩打法
乳児は腕にうつ伏せ、幼児は膝にうつ伏せ。年齢に応じた体勢で行います。

うつ伏せにすることで腹圧が高まります。
この状態で胸部を下の手で支え、背中を強く叩打します。
強く=素早く、圧をかける
胸部圧迫法
うつ伏せにした状態で胸部前後を両手で素早く圧迫します。
座った姿勢の場合は、少し前屈させることで腹圧も高まり、排出しやすくなります。
ハイムリック法
幼児以上が対象です。
後方から腹部(みぞおちとへその間)に素早く圧を加えます。
乳児・妊婦にはNG。

AEDの準備
複数人いる場合はAEDを取りに行ってもらいましょう。

コンビニや公共施設に設置されていることが多いので、あらかじめ近所のどこにAEDがあるか把握しておきましょう。
圧を加えることが重要
背部叩打・胸部圧迫・ハイムリック法に共通するのは「圧を加える」ことです。
単に叩くのではなく、胸腔・腹腔の圧を高めて異物を押し出すイメージです。
実体験:2歳の次女が異物を詰まらせたとき
シャワー中、妻の「つまった!」という声。
膝の上にうつ伏せ → 胸部圧迫法 → 「ポロッ」と排出
医療従事者でも焦る場面でした。
振り返れば救急車への連絡をすっ飛ばしてました。(汗
以後、つまりやすい食べ物は小さくして与える・車内では食べさせないなどのルールを設定してつまらないように気を付けています。
意識がなくなったらCPR(心肺蘇生法)
呼吸・意識がない場合はただちにCPR(胸部圧迫30回・人工呼吸2回)を開始しましょう。

AEDがあれば合わせて使用しましょう。
使ったことがなくても大丈夫です。
電源を入れるとアナウンスが流れるのでそれに従って装着します。
※CPRは救急隊が到着するまで続けましょう。
のどに詰まりやすい食べ物一覧
- 飴玉、ブドウ、ミニトマト:小さく切る、砕く、柄付きにする
- こんにゃくゼリー、もち:年齢に応じて避ける
- ナッツ類、豆:3歳未満は特に注意
- ウインナー、さくらんぼ:縦に切る、皮をむく
まとめ|命を守るためにできること
- まず119番通報
- 救急車到着までにできる応急処置を知っておく
- 圧を加えることが大切
- 意識がなければCPRを開始
- AEDの場所を事前に確認
- 食べ物の形状や食事環境にも注意
いざという時、「知っている」だけで守れる命があります。
この記事を読んで一人でも多くの方の手助けになれば幸いです。



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