子育てをしていると、「約束を守れない」という場面に何度も出会います。
私自身も、
- ごはんのときは立たない
- 遊んだおもちゃを片づける
- 寝る時間になったら布団に入る
など、日常の小さな約束がなかなか守られず悩んだ経験があります。
同じことを何度伝えても守れないと、「うちの子は大丈夫かな」と不安になることもありますよね。
しかし、子どもが約束を守れない背景には、発達段階の特徴や心理的な要因が関係していると考えられています。
この記事では、子どもの心理と親ができる対応法をわかりやすく整理します。
約束を守れない子どもの心理的背景
発達段階による「約束」の理解の違い
子どもは年齢によって「約束」という概念の理解が大きく異なります。
一般的には、以下のように発達するといわれています。
3~4歳:「約束」という言葉を使えるようになる
5歳:「約束は守るもの」という認識が芽生える
6歳:「約束」が対人的なものであると認識する
9~10歳:「約束」における責任の大きさがわかる
11歳:「約束」ということばを適切に使用でき、深く理解できる
このように、年齢が上がるにつれて相手の気持ちや社会的ルールを考慮した約束ができるようになるとされています。
時間感覚の未熟さ
子どもは「時間の見積もり」や「優先順位づけ」がまだ得意ではありません。
そのため、
- 遊びに夢中で時間を忘れる
- 約束の時間になっても切り替えられない
- 「今やりたい気持ち」が優先される
といった行動が起こりやすいとされています。
これは発達段階として自然なことで、親がサポートしながら少しずつ身につけていく力です。
感情を優先する子どもの心理
子どもは「楽しい」「もっとやりたい」という感情が強く、約束よりも“今の気持ち”を優先してしまうことがあります。
これはわがままではなく、感情のコントロールがまだ未発達なためです。
親が冷静に受け止めることで、子どもは安心し、少しずつ切り替えができるようになります。
子育てで親ができる対応法
怒ると叱るの違いを意識する
- 怒る:親の感情をぶつける
- 叱る:子どもの成長につながるように伝える
感情的に怒ると、子どもは恐怖や反発を感じやすく、行動改善につながりにくいといわれています。
「なぜ約束を守る必要があるのか」を落ち着いて伝えることが大切です。
小さな約束から始める
幼い子どもには、以下のような“成功しやすい約束”が効果的です。
- 靴をそろえる
- 帰ったら手を洗う
- 食べ終わったらお皿を運ぶ
守れたときは結果だけでなく、過程も褒めることで自己肯定感が育ちます。
親子で一緒に考える
約束を守れなかったときは、「どうして守れなかったのか」を一緒に振り返る時間が大切です。
- 責めるのではなく、気持ちを聞く
- 子ども自身に考えさせる
- 次にどうするかを一緒に決める
こうした積み重ねが、親子の信頼関係を深めます。
時間管理の工夫を取り入れる
- タイマーを使う
- 時計を見ながら行動する
- 「5分前行動」を習慣にする
視覚的に時間を示すことで、子どもは少しずつ“時間を守る力”を身につけていきます。
約束を守れないとき、親が注意したい落とし穴
以下の対応は、かえって逆効果になることがあります。
- 「守れない=性格の問題」と決めつける
- 罰ばかりで対応する
- 親自身が約束を守らない
子どもは親の姿をよく見ています。
親が約束を守る姿を見せることが、最も強いメッセージになります。
私自身も、子どもとの約束はできるだけ守るようにしています。
逆に、守れない約束は最初から言わないように心がけています。
まとめ
約束を守れない子どもに悩むのは、多くの親が経験することです。
背景には、発達段階の特徴や時間感覚の未熟さが関係していることが多いため、焦る必要はありません。
- 怒るのではなく「叱る」
- 小さな約束から積み重ねる
- 親子で一緒に考える
- 時間管理の工夫を取り入れる
こうした関わりを続けることで、子どもは少しずつ「約束を守る力」を身につけていきます。
親子で信頼関係を育みながら、約束の大切さを楽しく学んでいけるといいですね。



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